モネ「印象、日の出」
みなさま、あけましておめでとうございます。
今年もすばらしい年になるように……
そんな思いを込めて、新年1回目はこの作品。
Impression, Soleil Levant(1873)
Claude Monet
※画像をクリックすると、拡大してご覧いただけます。
クロード・モネ「印象、日の出」。
印象派の名前の由来ともなった作品で、
1874年、第1回印象派展に出品された記念すべき1枚です。
灰色にけぶるル・アーブルの港と、
空をオレンジに染めながら昇りゆく太陽。
批評家ルイ・ルロワから「この絵は印象でしかない」と酷評され、
第1回印象派展も不評のうちに幕を閉じます。
しかしこの作品はまさに印象派の黎明であり、
ここから彼らの輝かしい未来が開けていくわけです。
因習を破り新しいことを始めようとすれば、
たいてい目の前には大きな壁が立ちふさがり、
理解を得られぬまま時がいたずらに過ぎ去ることも少なくありません。
それでも確固たる意志とビジョンを持ち、
自分の信念を貫き通せば……。
いつかは報われる日が来るのだろうと、
そんなことを考えながら今年もがんばりたいと思っています。
ということで、皆さん今年もよろしくお願いいたします。
ぽちっとお願いします!
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