足立区綾瀬美術館 annex

東京近郊の美術館・展覧会を紹介してます。 絵画作品にときどき文学や音楽、映画などもからめて。

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フリードリヒ「海辺の修道僧」

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風が立ち、浪が騒ぎ、
無限のまへに腕を振る。
 (中原中也「盲目の秋」より)


海辺の修道僧
Monk by the Sea(1809)
Caspar David Friedrich




前回ちらっとドイツロマン主義の画家、
カスパー・ダーフィト・フリードリヒの作品に触れたので
今回も彼の作品をご紹介します。
1809年の「海辺の修道僧」です。


何もない空、何もない海。
果てしなく広がる「無限」の前で、
一人立ちすくむ修道僧の姿。
その胸に宿るのは絶望なのか希望なのか、
見る人によって180度印象が変わる作品だと思います。


少年時代、フリードリヒはスケート遊び中の事故で
一つ下の弟を亡くしています。
氷が割れて溺れかけたフリードリヒを助けようとして、
逆に弟が溺死してしまったんですね。
この事件は彼の人生に大きく影響を与えており、
自分を責めて自殺未遂を起こすこともあったとか。
フリードリヒの作品の多くに共通するのが
荒涼とした風景に対峙する人物という構図ですが、
失われたものを求めようとする彼の心情が、
作品にあらわれているのかもしれません。
それでは以下、「海辺の修道僧」に近い雰囲気の作品をご紹介します。
こちらに向けられた背中から、皆さんは何を感じ取るでしょうか?


樫の森の中の修道院
Abtei im Eichwald(1810)


Flachlandschaft am Greifswalder Bodden
Flachlandschaft am Greifswalder Bodden(1830~34)


窓辺の女
Frau am Fenster(1822)


Frau vor untergehender Sonne
Frau vor untergehender Sonne(~1818)


Moon Rising Over
Moon Rising Over


sunset
Sunset


The Big Enclosure
The big enclosure(1832)


The Evening
The Evening


Man and Woman Contemplating the Moon
Man and Woman Contemplating the Moon(1830~35)



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Caspar David FriedrichCaspar David Friedrich
(2000/12)
Werner Hofmann、Caspar David Friedrich 他

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-2 Comments

心咲 says..."フリードリヒ"
あぁ。
やっぱりフリードリヒって、大きな画面で見た方がいいですよね。
実は、年末にカレンダーを買おうと洋書店に行ったら…フリードリヒの横長の大きなサイズのがありまして。

欲しい!と思ったのですが、その分お値段もBig!でして(笑)
泣く泣く諦めて、一回り小さいサイズのマッケを買いました。

こちらも、とても良かったのですが、やっぱりフリードリヒも素敵だなぁと、改めて感じさせて頂きました♪

2011.01.24 00:31 | URL | #- [edit]
スエスエ201 says..."Re: フリードリヒ"
個人的には、カレンダーとして飾るならマッケのほうがいいかもですね~。
フリードリヒは自分の狭い部屋に飾るとものすごいプレッシャーを感じそうで。
画集もそうだけど、洋書は高いんですよね。。。
2011.01.24 00:51 | URL | #- [edit]

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