ゴヤ「戦争の惨禍」
今日はセルバンテス文化センターの
「ゴヤが見た戦争:版画集『戦争の惨禍』と報道写真」を……
見に行けませんでした(T_T)
お昼ご飯食べてから行こうと思ってたら、
日曜は14時までらしく……今日で最終日だし。ぐわぁ。
悔しいので、あたかも見てきたかのようにご紹介。
Disasters of War
Francisco Jose de Goya
ゴヤ「戦争の惨禍」より。
聴力を失い、宮廷を辞し、
ナポレオン軍の侵攻とスペイン独立戦争で無惨に蹂躙された祖国を、
ゴヤはひたすら描き続けます。
今回ご紹介した作品はまだ見られるほうで、
同シリーズで描かれるのはそれこそ、目を背けたくなるような惨状ばかり。
Googleで「ゴヤ 戦争の惨禍」で画像検索すれば、
どんなものかよくわかると思います。
版画を見ただけでも衝撃的なのに、
実際に戦地の爪痕を見て歩いたゴヤの心情はいかばかりか。
そしてそれを作品として投射したゴヤの精神は……。
やがてゴヤは聾者の家に引きこもり、
14点の「黒い絵」を制作します。
常軌を逸したような、暗く陰惨な作品群。
神も仏もない惨状を目の当たりにして、精神を病んでしまったのか?
ゴヤのその後については、
以前ご紹介した「ボルドーのミルク売りの娘」をご覧ください。
「戦争の惨禍」が人間の業の深さなら、
こちらは人間の力強さと再生を思わせる最晩年の傑作です。
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