跡見玉枝「桜花図屏風」
あいかわらず余震が続いており、
シャツ一枚で平気なくらい暖かいかと思えば
思い出したように寒さがぶり返したり
不安定な日々が続いていますが……
それでも桜は散って、あらたな季節がやってこようとしています。
ぼくらの思いをよそに、季節は巡っていくんですね。
Screen of Cherry Blossoms(1934)
Atomi Gyokushi
跡見玉枝「桜花図屏風」(部分)。
現在、国立近代美術館で展示されている一枚です。
跡見玉枝は桜をモチーフにした作品を得意とし、
明治から昭和にかけて活躍した女流画家だそうです。
結局今年はお花見に行けなかったけれど、
この作品に出会えただけで満足です。
せめて、此の世の憶い出に
壮烈に生きよう
輝かしく生きよう
峰の雪のように
深夜の星のように
朝風に散る花びらのように
涙は拳固で拭いちまえ。
(野上照代「母べえ」より)
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