高橋由一「鮭」
とても立派な鮭でした。
脂の乗った、鮭でした。
Salmon(c.1877)
Takahashi Yuichi
高橋由一「鮭」。
明治の日本で油絵の普及に努めた画家が、
40代後半のころに描いた作品。
もともとは狩野派に学び、
洋画家に転向したのは30代半ばといいますから、
およそ10年でこの境地に達したということですね。
まさに円熟、ふるう絵筆にも脂がのっていたことでしょう。
重要文化財に指定されているのも納得です。
先日行った東京藝術大学大学美術館にて、
「香り かぐわしき名宝」と並行して開催されていたコレクション展示で
この「鮭」が展示されていました。
まったくノーマークだっただけに、偶然の出会いに感謝感激。
高橋由一の作品では、同じく重文の「美人(花魁)」も。
こちらも要チェックです♪
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