ヴィジェ=ルブラン「自画像」
昨日は新美術館のあと、三菱一号館美術館へ。
「マリー=アントワネットの画家 ヴィジェ・ルブラン」を見てきました。
副題は「華麗なる宮廷を描いた女性画家たち」。
ずらっと並ぶ、18世紀の女性画家たちの作品は
なるほど女性ならではの繊細さと優しさを感じさせるものばかり。
当時の女子力を堪能させていただきました。
Autoportrait(1800)
Elisabeth Louise Vigée Le Brun
こちらはヴィジェ・ルブランの自画像。
45歳くらいのときの作品ですね。
これ以外にもルブランの自画像は数点展示されていて、
前にご紹介したウフィツィ美術館所蔵作品のバージョン違いも。
そちらは30代後半にしては若過ぎるんじゃないか!?というくらいでしたが
本作は年齢相応というか、かえって飾りのない美しさだと感じました。
ルブランの作品はマリー=アントワネットの肖像画を筆頭に
宮廷の人々を描いた華やかなものが多かったんですが、
単純に「どの顔がきれいか」って視点で見ると、
圧倒的にきれいなのは自画像なんですよね(笑)
やっぱりモデルの質でしょうか(ルブランは美貌の画家だったとか)。
さて、展覧会のタイトルを見ても分かるとおり、
ルブランはマリー=アントワネットお抱えの画家。
そんなわけで、グッズ売り場で
小説「マリー=アントワネット」を買ってしまいました。
作者はシュテファン・ツヴァイク、
訳は「怖い絵」シリーズの中野京子氏。
連休中にじっくり読みたいと思います♪
ちなみに過去に読んだ作品だと、
遠藤周作の「王妃マリー・アントワネット」もオススメ。
伝記というより伝奇と呼ぶのがふさわしい、
手塚治虫の漫画を読んでるようなジェットコースター的物語です。
ぽちっとお願いします♪
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