仙ガイ義梵「○△□」
いたずら書きのような、何ともいえない味わい。
仙ガイ義梵「○△□」は、宇宙をあらわした禅画と解釈されているそうな。
京都の建仁寺にも「○△□乃庭」っていうのがあるけど、何か関係あるのかな?
The Universe
Sengai Gibbon
さて、今日はめずらしく頭をフル回転させた一日でした。
原因はこちら。単純な算数の問題なんですが、これが何とも。
6÷2(1+2)=?
正解は9? それとも1? というところで。
僕は絶対1だろう、という意見だったんですが、
よくよく考えると9なのかなぁと。
結論としては問題が悪い、というところに落ち着けたんですが、
なんか自分の思考に対していろいろ考えさせられてしまいました。
そもそもこれ、シンプルな算数の問題ととらえれば
普通に左から四則演算で答えは9なんですよね。
ところが「2(1+2)」という表現がくせ者で、
これを係数ととらえると、代数学的に考えてしまうと
計算の順序がずれて答えが1になってしまうと。
ぼくはどうにも腑に落ちず、
数字を記号に置き換えてあれこれ考えてみたんですが
その時点で問題自体が代数学に変質してしまってるんで、
どうあがいても答えは1になってしまうわけです。
問題自体がそういう間違いを誘うような不自然な数式とはいえ、
なまじ余計な知識があって、難しく考えようとするから……。
小さいころ、僕は積み木やブロックが大好きで、
○や△や□の組み合わせでいろんな物を作れたんですよね。
その3パターンさえあれば、何でも作れるんです。それこそ宇宙だって。
やがてそこに数字(算数)という概念が入り込み、
記号(数学)という概念が入り込み、
思考はどんどん複雑化して逆に不自由になった気もしています。
もちろんそれで見えてくる世界もあるわけですが。。。
もっとシンプルでいいじゃないか、そんなことを考えた次第です。
※文中の数学用語、間違った使い方をしてるようでしたらご指摘お願いします。
ぽちっとお願いします♪
![]() | 仙ガイの書画 (2004/03/19) 鈴木 大拙 商品詳細を見る |
- 関連記事