足立区綾瀬美術館 annex

東京近郊の美術館・展覧会を紹介してます。 絵画作品にときどき文学や音楽、映画などもからめて。

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尾形光琳「燕子花図屏風」

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左隻には、金地に群れるカキツバタ。
右隻には、金地に躍るカキツバタ。
尾形光琳「燕子花図屏風」。
なるほどこれは、すばらしい。


尾形光琳_燕子花図屏風
 Iris laevigata(1701-04)
 Ogata Korin




先日根津美術館に行ってきたのですが、
同館が誇る国宝が、この「燕子花図屏風」。
伊勢物語の「八橋」を描いた作品とされています。
色彩は金地に緑青と群青のみなんですが、
実物をよく見ると左隻の群青(花)の方が色が濃く、
右隻の方が色が淡いことに気づきます。
この微妙な色彩の差が、
左隻の安定感と右隻のリズム感を引き立てているのかもしれません。
また、型紙を使ったものか
同じパターンの花が反復的に描かれているのも興味深いですね。



根津美術館での「燕子花図屏風」の展示は5月15日(日)まで。
サイトはこちらをご覧ください。
ちょうど今は、美術館の庭のカキツバタがきれいに咲いています。



さて、もともと根津美術館では
この「燕子花図屏風」とメトロポリタン美術館の「八橋図」の共演
「KORIN展」を予定していたんですが、
先の震災の影響で来年に延期になってしまったんですよね。
楽しみにしていた方も多いと思いますが、
そんな方に朗報です。


現在山種美術館で開催中の「百花繚乱」にて、
川端龍子の「八つ橋」が展示されているんです。
光琳からおよそ250年後、終戦のその年に描かれた作品。
金地に群青の花が咲き群れる絢爛たる様は
「燕子花図屏風」や「八橋図」を思わせますが、
花群の中に白いカキツバタを忍ばせているところに、
画家の創意が見てとれます。
山種美術館と根津美術館は歩いて行ける距離ですので、
ぜひ2つの作品を見比べてみてはいかがでしょうか。




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(2008/09)
仲町 啓子

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