セザンヌ「りんごとナプキン」
前回もちらっと紹介しましたが、
2012年3月、国立新美術館にて「セザンヌ展」が予定されています。
アート系のブログをやっていながら
ぶっちゃけセザンヌはそんなに好きではない、
というかイマイチよく分からないんですが、
「セザンヌ展」をきっかけに良さに気づけたらなぁ、と思ってます。
Apples and Napkins(1879-80)
Paul Cézanne
ということで、今回は国内のセザンヌ作品。
損保ジャパン東郷青児美術館所蔵、「りんごとナプキン」。
ゴッホ「ひまわり」、ゴーギャン「アリスカンの並木路、アルル」と並んで
常設展示されている、同館の目玉です。
紹介しといて何ですが、やっぱり僕はこの絵の魅力を語る術を持ちません。
でも、分かる人には分かるんでしょう。
彼の作品は印象派以降、特にキュビスムの画家たちに影響を与えたのだとか。
当時の画家にとって、セザンヌの作品は衝撃的だったんでしょうね。
明らかな不自然を作品として成立させる、
その行為は絵画における新たな表現という知恵の実であると同時に、
一部の鑑賞者(僕のような)を置き去りにする禁断の果実だったんではないかと。
アダムとイヴはリンゴによって知恵を手にし、
アイザック・ニュートンはリンゴによって万有引力を発見し、
ポール・セザンヌはリンゴによって近代絵画の扉を開いた……
なんちゃって。
さて、国立新美術館の「セザンヌ展」は、
2012年3月28日から6月11日までの予定。
日程などはこちらをご覧ください(PDF)。
詳細はまだ公開されていないようなので、続報を待ちましょう。
なんだかんだで、僕も楽しみにしている次第です。
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