レンブラント「貝殻」
レンブラント、唯一の静物画(版画)。
当時コレクターアイテムだった貝殻を描いた、その名も「貝殻」です。
The Shell(1650)
Rembrandt van Rijn
レンブラントは油彩でも版画でも、
静物を描くことはなかったのだとか。
ただひとつ、この「貝殻」を除いて。
そういった意味で、国立西洋美術館「レンブラント 光の探求/闇の誘惑」の
見所のひとつといっていいでしょう。
現代人の感覚からすると、何故貝殻? という気もしますが
奇妙に美しい造型と、大海というロマンを宿した神秘性、
朽ちることのない永遠性が
芸術家を惹き付けたのかもしれません。
そして自分のコレクションを作品として残しておきたかったんでしょうかね。
Self-Portrait, Leaning on a Stone Sill(1639)
Rembrandt van Rijn
それにしても、頑固で偏屈で気難しそうなお顔……。
どうだ儂の貝殻!!すごいだろう!!みたいな感じだったのかな。
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