足立区綾瀬美術館 annex

東京近郊の美術館・展覧会を紹介してます。 絵画作品にときどき文学や音楽、映画などもからめて。

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ドグーヴ・ド・ヌンク「黒鳥」

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純潔と光を表す存在として、神話にたびたび登場する白鳥。
一方、この黒鳥は……観る者に不安を強いる、深い闇。
ウィリアム・ドグーヴ・ド・ヌンク「黒鳥」。
夜景画を得意とした象徴主義の画家が描いたのは、
悪い夢でも見ているかのような不穏な情景でした。


ヌンク_黒鳥
Le Cygne Noir(1896)
William Degouve de Nuncques




ということで、「ブラック・スワン」を見てまいりました。
念願だった「白鳥の湖」のプリマに選ばれるものの、
優等生的な踊りしかできない主人公のニナは
白鳥だけでなく黒鳥も演じなければならないという重圧に追いつめられ…… 。
もうホント、いろんな意味で終始鳥肌立ちっ放しのものすごい映画でした。
なんといっても、ナタリー・ポートマンの演技!
アカデミー賞主演女優賞もなるほど納得の、
息を呑むほどの迫真の演技。
文字通り痛々しいシーンも多く
そのたびに目を背けたくなるんですが、
ナタリー・ポートマン演じる主人公ニナの痛みと惑いを共有してこそ、
クライマックスが生きてくるんだろうなぁと思います。


白鳥と黒鳥という相反する役どころをどう演じるか、
それがこの映画のキーワードなんですが
そもそもこの映画自体が、普段僕らが見ている舞台の光だけでなく、
舞台裏の影を描いているんですよね。
踊り子たちとの衝突、母親との確執、芸術を追う者の狂気などなど。
白と黒、光と影。
黒があってこそ白の純粋さが際立ち、
影があってこそ光はまぶしく輝くわけですね。


ところで、「ブラック・スワン」で
ナタリー・ポートマンに負けず劣らず
すごい演技を見せたのがウィノナ・ライダー。
出演してるのを知らず、エンドロールで気づいてビックリしちゃいました。
だって、元清純派の彼女が演じてたのは
踊り子としてのピークを過ぎて、
半強制的に引退させられる元プリマの役。
心の中に「激しさ」を抱え、転落していくスゴイ役どころを
鬼気迫る表情で演じきっていました。
清純派という過去を、そして数々のゴシップを吹き飛ばす熱演だったと思います。


最後に、そんなウィノナにこの1曲を。
スクリーンの向こうにいる女優さんへの恋心を
マシュー・スウィートが切々と歌う心洗われるオタクソング、
その名も「Winona」です。






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