三井記念美術館『館蔵品展』
しばらく「写楽展」の感想が続きましたが、
実は「写楽展」の前にこちらにも立ち寄っていました。
三井記念美術館の「館蔵品展」です。
もともとはホノルル美術館所蔵「北斎展」が予定されていたんですが、
震災の影響で館蔵品展に切り替わったとのこと。
こればっかりは仕方ないですね。
急な予定変更にもかかわらず、展示作品はさすがの一言。
長次郎、道入、一入、宗入と樂家代々の楽焼茶碗、
重要文化財の「日月松鶴図屏風」のほか、
特に気になったのが土佐光起筆の「女房三十六歌仙帖」。
勅撰集に登場する女流歌人の和歌を見開きの片側に、
その姿を反対側に配した作品で、
女流歌人がいろんなポーズで描かれているのは
さしずめ現代のグラビア写真集のよう。
続けて見てると、なんだか可愛らしく思えてくるから不思議です。
このほか、重厚さと華やかさが同居する「吉野山蒔絵提重」や
切手コレクション、山水図などバリエーション豊富。
基本的に、僕が足を運ぶのって絵画中心の展覧会ばかりなので
かえって新鮮で、いろいろ勉強になりました。
三井記念美術館の「館蔵品展」は、6月19日(日)まで。
そして7月9日(土)からは、
「日本美術にみる橋ものがたり -天橋立から日本橋まで-」が予定されています。
雪舟の「天橋立図(国宝)」が京都国立博物館からお目見えしますよ♪
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