足立区綾瀬美術館 annex

東京近郊の美術館・展覧会を紹介してます。 絵画作品にときどき文学や音楽、映画などもからめて。

カサット「青いひじ掛け椅子の少女」

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こらこら、ちょっとお行儀が悪いのでは……?
いたずらそうな口元、思わせぶりな目元。
退屈そうに足をぶらぶらさせてるんでしょうか、
反対側の椅子では、子犬がうるさそうな表情。
メアリー・カサット青いひじ掛け椅子の少女」。
この子は将来、大物になりそうですね。


カサット「青いひじ掛け椅子の少女」
Little Girl in a Blue Armchair(1878)
Mary Cassatt



ランダムに置かれた青い椅子は、
メリーゴーラウンドみたいに
くるくる回転しそうな、生き生きとした色彩。
そういえば前に紹介した
モネの「日傘の少女、モネ夫人と息子」もそうだけど、
ワシントン・ナショナル・ギャラリー展は
青が印象的な作品が多かったように思います。
マネのリボン、バジールの海、ピサロのエプロン、
ルノワールのドレス、カイユボットの川、ゴッホの上着などなど。
あぁ、また見に行きたくなってきた(笑)


もともとカサットは「青いひじ掛け椅子の少女」を
パリ万国博覧会に出品しようとしたんですが、
展示を拒否されてしまうんですね。
で、エドガー・ドガの助けのもと新たに手を加え、
印象派展に同作を展示したのだとか。
これが彼女にとっての印象派展デビューとなったそうです。
やがて彼女は画業のかたわら印象派絵画のコレクターとなり、
アメリカに印象派を広めるのに貢献するわけです。


国立新美術館の「ワシントン・ナショナル・ギャラリー展」では、
メアリー・カサット、エヴァ・ゴンザレス、ベルト・モリゾという
3人の女流画家の作品が並べて展示されているのも見所のひとつ。
カサットの作品は「青いひじ掛け椅子の少女」を含め計3点展示されています。
いずれもほっぺたぷっくりの、可愛らしい女の子。
女流画家ならではの、柔らかい表情でございました。



■「ワシントン・ナショナル・ギャラリー展」の関連記事
モネ「日傘の女性、モネ夫人と息子」
モネ「ヴェトゥイユの画家の庭」
マネ「鉄道」
バジール「若い女性と牡丹」
ルノワール「アンリオ夫人」
ルノワール「踊り子」
ゴッホ「薔薇」
ゴッホ「自画像」




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