足立区綾瀬美術館 annex

東京近郊の美術館・展覧会を紹介してます。 絵画作品にときどき文学や音楽、映画などもからめて。

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歌川国芳「相馬の古内裏」

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破天荒の浮世絵師、歌川国芳
没後150年を記念した展示が太田記念美術館で開かれており、
前期展示の最終日ギリギリで見てきました。
まずはこちら、歌川国芳「相馬の古内裏」。


歌川国芳「相馬の古内裏」
Haunted Old Palace at Soma(1844-48)
Utagawa Kuniyoshi




場所は下総国相馬、かつて平将門が築いた内裏の廃屋。
左端で巻物を広げる女性は将門の娘・滝夜叉姫。
亡き父の遺志を継ぎ、兵を集め、彼女はやがて妖怪を操るように。
滝夜叉姫を討伐しにやってきたのは、源頼信の家臣・大宅太郎光国。
いざ対決、姫を守ろうとする荒井丸をねじ伏せたと思いきや、
姫が呼び出したのはなんと巨大な骸骨だった!
さあどうする、大宅太郎光国!!


画面の半分近くを覆う骸骨の異様さ、
異界を思わせる背景の闇。
急転直下の場面展開を表現したような、
サーッと引かれた無数の直線。
「善知安方忠義伝」という読本から材をとった作品ですが、
もともとのストーリーでは人間大の無数の骸骨が襲いかかるところを、
国芳は巨大な骸骨一体で表現しています。


「破天荒の浮世絵師 歌川国芳」ですが、
前期展示では豪壮な武者絵を集めた「勇」、
おどろおどろしい妖怪画が並ぶ「怪」、
そして役者絵、忠臣蔵にまつわる「華」という
3つの章で構成されています。
艶やかな背中の彫り物も見事なら、
骸骨をはじめクジラ、ガマガエル、蜘蛛など
巨大な妖怪との臨場感あふれる戦いの場面など、見所満載。
「きれいだなー」とか「すごいなー」とかより、
「楽しいなー」と思わせる内容でした。

歌川国芳「讃岐院眷属をして為朝をすくふ図」
Tametomo Rescued by Tengu Sent by Sanuki-in(1850-52)
Utagawa Kuniyoshi




後期展示は7月1日から28日まで。
ユーモアあふれる「遊」、美人画・風俗画の「爽」、
国芳のあこがれが垣間見える洋風画「憧」の3章で構成され、
前期とはがらっと内容が変わるようです。
18日までの期間限定で、昨年発見された話題作
「かさねのぼうこん」も展示されるとのこと。
早めに行ったほうがよさそうですね。


さらに12月17日からは、森アーツセンターギャラリーにて
「没後150年 歌川国芳展」が!!
すでに大阪を巡回し、7月からは一足先に静岡市美術館で開催されるとのこと。
相馬の古内裏」も展示されるようです。
この冬が楽しみですね♪



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