足立区綾瀬美術館 annex

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狩野永徳「唐獅子図屏風」

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隆々と盛り上がる筋肉、堂々たる体躯。
黄金の雲をかきわけ、悠々と歩を運ぶ二頭の神獣。
圧倒的な重量感の一方で、しなやかさと軽やかさも併せ持つ。
狩野永徳唐獅子図屏風」。迫真の傑作です。


狩野永徳「唐獅子図屏風」
Chinese Lion(16th century)
Kano Eitoku




唐獅子図屏風」は、宮内庁三の丸尚蔵館の至宝。
サントリー美術館「不滅のシンボル 鳳凰と獅子」にて、
7月24日まで展示されています。
今回ご紹介した部分は右隻にあたり、
信長や秀吉にも仕えた狩野永徳によるもの。
左端から不自然に伸びた枝葉が見えますが、
もともとは城郭の障壁画として描かれたものが、
その後屏風に作り替えられた可能性があるとのこと。


サントリー美術館では、
狩野永徳の「唐獅子図屏風」(右隻)とあわせて、
永徳の曾孫・狩野常信が描いた左隻を見ることができます。
威風ただよう永徳の獅子とは対照的に、
常信の獅子はどこか愛らしく、ユーモラス。
あえて正攻法で挑むのを避けたのかな?なんて思ったりしました。
個人的には常信の獅子も好きですが、
「明らかに出来が劣る」との声も聞こえてきたり。
戦国と江戸という、時代背景の違いも大きいのかもしれません。


惜しむらくは、せっかくの右左隻そろった屏風絵なのに、
これらを一度に視界におさめることができなかったこと。
サイズがサイズなので、館内のスペースを考えると厳しいんだろうけど……
屏風からはなれて右左隻を見比べるには、
フロア中央に据えられた別作品のショーケースの
ガラスを通して見ないといけないんですよね。
まぁ見えないこともないけれど、やっぱり邪魔(笑)。
画力の違いでガッカリさせないための配慮だったりして。
んなわけないか。



■「不滅のシンボル 鳳凰と獅子」の関連記事
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竹内栖鳳「大獅子図」




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