足立区綾瀬美術館 annex

東京近郊の美術館・展覧会を紹介してます。 絵画作品にときどき文学や音楽、映画などもからめて。

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奥田元宋「奥入瀬(春)」

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うだるような暑さのなか
せめてもの涼を求めて山種美術館へ。
そこで待っていたのは、「美しき日本の原風景」。
なかでも奥田元宋の「奥入瀬(春)」の前には、
息を呑むほどの清冽な景色が広がっていました。


奥田元宋「奥入瀬(春)」
Oirase-Spring(1987)
Okuda Gensou




右から左へ、しぶきを上げてかけぬける清流。
ぶつかり、うねり、ほとばしり、澄んだ流れは冷気を運びます。
樹々の緑はあざやかに茂り、
その隙間から差し込むのは、金泥による太陽光。
春の花は風にゆれ、耳を澄ませば岩にはぜる水音に混じって
野鳥のさえずりまで聞こえてきそう。
冷たく湿った空気が皮膚を洗い、
自然に抱かれたような心地でした。


奥田元宋の「奥入瀬(春)」は壁一面を覆う大作で、
正面にスツールが用意されていたので腰かけて……
なんだかんだで30分くらい、作品の音に耳を傾けていました。
ここ最近、美術鑑賞も時間がなくて慌ただしく見てまわったり、
行列でイライラしながら見ることが多かったので、
久々に時間を忘れて、ついでに暑さも忘れて
絵画の世界に没頭させていただきました。
あぁ、ぜいたくなひととき!


山種美術館の「美しき日本の原風景」は、7月24日(日)まで。
東北地方の雄大な自然美を描いた奥田元宋奥入瀬(春)」のほか、
水の美を追求し、心眼で描くことを努めたという川合玉堂の山水画や
人間の心の象徴としての風景画にこだわった東山魁夷といった
日本画家たちの作品を中心に構成されています。
そぼふる雨や小川のせせらぎや、葉ずれの音があちこちから聞こえてきそうな……
まさに美しい自然のなかに迷い込んだ心持ち。
皆さんもぜひ、涼を探しに山種へ♪


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-2 Comments

ノピコ says..."奥田元宋"
初めてお邪魔します。

私もこの奥入瀬春大好きです。
絵のことは、よくわかりませんが、山種美術館に7月9日の午後行って初めてこの絵に出会って水しぶきの音が聞こえびっくりしました。

奥田元宋のこともっと詳しく知りたいです。

いろいろな美術に関する情報も楽しみにしております。
2011.08.10 15:06 | URL | #- [edit]
スエスエ201 says..."Re: 奥田元宋"
> ノピコさま

こんばんわ。コメントありがとうございます♪
「奥入瀬 春」、水しぶきの音やヒンヤリした空気が伝わってくる作品でしたね。
奥田元宋の作品は、こないだ国立近代美術館の常設展でも展示されてました。
こちらはまったく違う雰囲気で、磐梯山の険しい山肌を描いた作品です。
竹橋方面に行く機会があれば、ぜひチェックしてみてくださいませ♪
2011.08.11 02:29 | URL | #- [edit]

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