モホイ=ナジ「A19」
新しい視覚。光と運動による造型。
抽象。実験。
モホイ=ナジ「A19」。
難しいことは置いといて、この色使いは好き。
Don't think.Feel!
考えちゃだめですね。感じるのです。
A19(1927)
Moholy-Nagy László
ということで、京都国立近代美術館で開催中の
「視覚の実験室 モホイ=ナジ/イン・モーション」です。
モホイ=ナジはハンガリー出身の芸術家で、
構成主義の美術家・写真家、バウハウスの教師として活動。
絵画、写真、彫刻、映画、グラフィックデザインなどなど
制作範囲は多岐にわたっており、
日本初の回顧展となる本展では
こうした彼の多様な作品、実験の数々に触れることができます。
看板もオシャレです♪ デザイナーさん、作るの楽しかっただろうな。
……といっても、モホイ=ナジという芸術家のこと自体知らなかったので
最初はどうもよく分からなかったんですよね。
人物デッサンはエゴン・シーレを肉感的にしたみたいだなぁとか、
写真作品はマン・レイに似たのがあるなぁとか、
抽象画はクレーとかミロに通じるものがあるなぁとか。
裏をかえせば、ちょっとオリジナリティに欠けるのかな?
なんて思いながら足を進めていくと、
だんだん彼の世界感にどっぷり浸かって行くことになります。
実験の当事者になったような、そんな感覚でしょうか。
ちなみに京都国立近代美術館は、
京都市美術館の道路をはさんで真正面に位置します。
「フェルメールのラブレター展」の半券を持って行けば、
割引で観覧できるのでぜひセットで見に行くことをおすすめします。
収蔵品展ではモンドリアンが2点展示されてるんで、こちらも注目♪
あまりにも大きすぎる鳥居(笑)。
ここをくぐって右側に京都市美術館、左側に京都国立近代美術館。
まっすぐ進むと平安神宮にたどりつきます。
最後にもう一点。
モホイ=ナジの作品は、
東京国立近代美術館の収蔵品展でも展示されています(2011年7月30日現在)。
写真作品が3点、ただしモホイ=ナジではなく
「モホリ=ナジ」と表記されてるので要注意(笑)
まぁ、外国人の名前をカタカナ表記にするのって無理がありますよね。。
地域によって読み方違うだろうし。。
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