足立区綾瀬美術館 annex

東京近郊の美術館・展覧会を紹介してます。 絵画作品にときどき文学や音楽、映画などもからめて。

建仁寺の天井画、小泉淳作「双龍図」

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圧巻、威容、たたみ108枚分のド迫力。
それはもう、首が痛くなるまで見入ってしまいます。
建仁寺・法堂の天井画、小泉淳作筆「双龍図」。
2泊3日の京都旅、最後に出会ったのがこの作品でした。


小泉淳作「双龍図」
Twin Dragons(2002)
Koizumi Junsaku




双龍図」は、建仁寺の創建800年を記念して描かれた大作。
小泉淳作は2002年に鎌倉・建長寺の天井画「雲龍図」を完成させており、
そのすぐ後に、依頼を受けて制作に着手……しようと思ったら
その大きさゆえ制作する場所が見つからず、
鎌倉を拠点に活動していた小泉淳作が最終的に選んだのは
なんと北海道帯広市郊外の廃校。
このへんの経緯は建仁寺でビデオ上映されてますが、
いやすごいですね、70歳をすぎて厳寒の地で制作だなんて。


雲龍図は本来、龍1匹で描かれるのが一般的なのだそうですが
ここでは2匹が協力して法を守る姿を描いているのだとか。
建仁寺といえば俵屋宗達の「風神雷神図屏風」や、
桃山時代に描かれた海北友松のふすま絵「雲龍図」があり、
どちらも2匹(2神)セットで描かれています。
先人への敬意を「双龍図」の2匹の龍に託したのかもしれないですね。

俵屋宗達「風神雷神」
俵屋宗達「風神雷神図屏風」。展示されてたのは高精細デジタル複製でした。



ちなみに小泉淳作といえば、
昨年には東大寺本坊のふすま絵を完成させており
日本橋、横浜などの高島屋で展覧会をやってましたね。
見に行きそびれたのを、あらためて後悔してます……。


さて、建仁寺を訪れたのは月曜の午前中だったので
観光客も少なくのんびりと境内を見てまわることができました。
本坊中庭の「潮音庭」や、金澤翔子の書「風神雷神」もすばらしかったです。
ただ、補修工事中のため「○△□乃庭」に足場が組まれてたのが残念。
このお庭、好きだったんだけどなぁ。

建仁寺の潮音庭
潮音庭。時間がたつのを忘れてしまいます。



ということで、アサヒビール大山崎山荘美術館からはじまった京都の旅は
このへんでお開きにしたいと思います。
雪の京都は何年かまえに堪能したので、
次は京都の紅葉を見にいきたいな。

建仁寺の豚さん蚊取り線香
おまけ:建仁寺で見つけた豚さん蚊取り線香。なごむな~。




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