足立区綾瀬美術館 annex

東京近郊の美術館・展覧会を紹介してます。 絵画作品にときどき文学や音楽、映画などもからめて。

萬鉄五郎「赤い目の自画像」

0   0


これまた何という自画像……。
作者はこのとき、20代後半。
萬鉄五郎赤い目の自画像」です。


萬鉄五郎「赤い目の自画像」
Self Portrait with Red Eyes(1912-13)
Yorozu Tetsugoro




鬱屈や怒りや妬みが凝縮されたような
燃えさかる負の情念を感じさせる一方で、
顔を隠してみれば鋭く切り立った氷山のようでもあり。
ちょうど同じころに萬鉄五郎は「裸体美人」を発表していますが、
こちらは一転、やわらかな曲線でのびのびと描かれた裸体の女性像。
衣装の赤も、「赤い目の自画像」とは違って
母性的なあたたかさを感じさせます。

萬鉄五郎「裸体美人」
Nude Beauty(1912)
Yorozu Tetsugoro




萬鉄五郎は日本の前衛絵画のパイオニアであり、
さまざまな文化・技法を吸収しながら独自の画風を切り開き、
41歳の若さで亡くなった岩手出身の画家。
自画像の赤い目も、かぎられた時間のなかで
対象物をあますところなく見極めようとする
強い意志のあらわれのように思えてきました。
ちなみに東京国立近代美術館で、彼の作品が何点か展示されてます。
「裸体美人」のほか、やはり赤が印象的な「もたれて立つ人」などなど。


さて、どうでもいいお話なんですが
ぼくの左目もいま、真っ赤なんです。
疲れ目かドライアイだと思ったら、はやり目だそうで。
ウィルス性の結膜炎ですが、
まぁうつす相手もいないことだし(涙)
今日ははやめに寝たいと思います。。。




ぽちっとお願いします♪
人気ブログランキングへ  Twitterボタン


万鉄五郎 (新潮日本美術文庫)万鉄五郎 (新潮日本美術文庫)
(1997/02)
日本アートセンター

商品詳細を見る


関連記事

Leave a reply






管理者にだけ表示を許可する

Trackbacks

trackbackURL:http://suesue201.blog64.fc2.com/tb.php/370-788fedb3
該当の記事は見つかりませんでした。