足立区綾瀬美術館 annex

東京近郊の美術館・展覧会を紹介してます。 絵画作品にときどき文学や音楽、映画などもからめて。

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ハンマースホイ「背を向けた若い女性のいる室内」

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3年前、国立西洋美術館で開催された
「ヴィルヘルム・ハンマースホイ 静かなる詩情」。
見に行かなかったのをいまだに後悔しており、
ずっと図録を探してたんですが……
先日の東京アートフェアで、ようやく手に入れました♪
ということで今回は、ハンマースホイの「背を向けた若い女性のいる室内」を。


ハンマースホイ「背を向けた若い女性のいる室内」
Interior, Young Woman Seen from Behind(c.1904)
Vilhelm Hammershøi




もの言わぬ静かなたたずまい。
愁いを帯びた背中、美しいうなじ。
詩情ただよう、閉じられた空間。
いいなぁ、すてきだなぁ。


静謐な雰囲気はフェルメール作品にも通じますが、
フェルメールの光に対して、ハンマースホイは影が印象的。
じっと見ているとなんだか怖くなってしまうのは、
微かに死の影が感じられるからでしょうか。
でも……なぜだか心地いい。不思議です。
ちょうどハンマースホイ展と同時期に、
東京都美術館でフェルメール展がやっていたわけですが
2つセットで見たら、また感慨深いものがあったんだろうな。


図録では正面からの肖像画や風景画なども掲載されてたけど、
やっぱりハンマースホイといえば背中ですよね。
内省的で、「静かなる詩情」という言葉がピッタリです。
なんでも静かで控えめで内向的な性格だったそうで、
彼を人見知りの変人と見る人もいたようで。
そういえばベルギー象徴主義の画家スピリアールトも同じような性格で、
同じような寒色中心の作品を多く残していますね。
ただしスピリアールトのほうがはるかに病的というか、
不安をかきたてる作風だけど……。

スピリアールト「海辺の女」
スピリアールト「海辺の女」。
なんだか悲しい背中だけど、彼の作品にしてはまだ健康的なほうかと。





それでは以下、ハンマースホイが描いた妻イーダの背中を。

ハンマースホイ「室内、ストランゲーゼ30番地」
「室内、ストランゲーゼ30番地」。
どことなく不安定な空間。女性は読書をしているのでしょうか?



ハンマースホイ「ピアノを弾く女性のいる室内、ストランゲーゼ30番地」
「ピアノを弾く女性のいる室内、ストランゲーゼ30番地」。
ピアノを弾いているけれど、音は聞こえてこない……静寂に支配された室内。



ハンマースホイ「休息」
「休息」。
昨年のオルセー美術館展で出会った一枚。




むむむ、背中フェチになりそうです(笑)
またいつか、どこかでハンマースホイ展やってくれないかな。
ちなみに国内で彼の作品を見られるのは国立西洋美術館のみ。
ピアノを弾くイーダのいる室内」というタイトルで、
図録にも載ってました♪
ぼくのお気に入りの一枚です。




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