ムンク「吸血鬼」
「吸血鬼」というタイトルそのままに見るならば、
この作品は男の首筋に牙をたてる
女吸血鬼を描いたものということになります。
でも、この絵にはやさしさがあふれていて
女性が男性を包み込んでいるように思えるのです。
もともとの題は、「愛と痛み」だから。
Vampire(1893-94)
Edvard Munch
「すなおになろう」
「大人になるのはやめよう」
だからぼくは感傷にみをまかせ
情けない自分と向き合っていこうと思います。
それぞれの痛みを抱いたまま
僕等必死でわかりあおうとしてた
歯ぎしりをしながら
あなたの言葉がまるで旋律のように
頭の中で鳴っている
(The Blue Hearts 「Too Much Pain」)
灰色の夜明けをただ黙って駆け抜けて
あなたに会いに行けたらなあ。
今日も明日もがんばろう。