足立区綾瀬美術館 annex

東京近郊の美術館・展覧会を紹介してます。 絵画作品にときどき文学や音楽、映画などもからめて。

クリムト「ブナ林(白樺林)」

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白樺とブナが立ち並ぶ、秋の森。
足もとには、真っ赤な落ち葉が大地をおおっています。
グスタフ・クリムト「ブナ林(白樺林)」。
森の奥は見えないけれど、
かすかに見える2本の青い花に、こころなぐさめられます。


クリムト「ブナ林(白樺林)」
Birch Forest(1903)
Gustav Klimt





昨晩の決意は、次の朝には崩れてしまいます。
朝方の決意は、昼ごろには崩れてしまいます。
そうして堂々巡りをくりかえして、
相変わらずぼくは、森のなかをさまよっています。
「もう迷わない」なんて何度も言っておきながら。


ここ数日夜も眠れず、
昨晩もずっと、天井を見つめながら考えていました。
虚ろな心がとつぜん昂り、
何度も嗚咽となって耳もとに流れていきました。


「僕ハモーダメニナツテシマツタ。
毎日訳モナク号泣シテ居ルヤウナ次第ダ」
正岡子規の言葉が、ずっとあたまから離れずにいます。
こんな弱音をここでさらけ出すべきではないのだけど、
そうせずにはいられないのが、ぼくという人間の弱さです。
口を開けば弱音がこぼれてしまうから
職場ではなるべく静かにして、
Twitterとかも見ないようにしているけど……
やっぱりどこかで、吐き出さずにはいられないのです。
気持ちが落ち着くのを待とうと思っていたけど、
それがいつになるのか、分からなくなってしまいました。


前々から感じていたことですが、
食欲と睡眠欲と性欲が、みるみる後退していきました。
精神的にも肉体的にも、これらはしばらく機能しないのだと思います。
そして最終的に手元に残ったのが、「書きたい」という欲求でした。
これこそが、ぼくという人間の本質であり
ぼくという人間の業なのでしょう。
ぼくの言葉は軽々しく、そらぞらしく、
人を傷つけたり自分を傷つけてばかりだけど、
それでも書き続けていれば……と信じる気持ちがあります。
自分の弱さを矜持に変えなければ、とても生きてはいけません。


最後に壊してしまった思い出を、
ぼくは相変わらず引きずっています。
苦しささえも愛おしいと感じられたら、
それは本当の恋なのだと思っていたけれど。
相手を思いやる気持ちより、
自分をあわれむ気持ちが強くなってしまったら
その恋は終わりなのでしょう。
実際ここでも、ぼくは自分のことしか書いていない。


ぼくはずっと、自分のことを
いてもいなくても同じ人間だと思って生きてきました。
その思いが溢れ出してしまったのが高校のときで、
以来、自分を信じられない人生を送ってきました。


ある日、そんな自分を必要としてくれる人が現れました。
何事にも一生懸命で、とてもきれいな心を持った人で、
自分にとっては本当に、光のような存在になりました。
彼女のことが好きだという気持ちにおいて、
ぼくは自分を信じることができました。
自分の影を、不安を忘れることができました。
はじめから終わることが分かっていたからこそ、
ぼくは必死で光を追い求めたのだと思います。


いま、ぼくはひとりになって、
もう一度自分の影と向き合っています。
平気でなんて、いられるわけがない。
もう一度だけでも、ちゃんと話がしたい。
心がはりさけそうで、ぐちゃぐちゃになってしまいそうで、
だから部屋にひとりでいるのは怖いのです。
でも外に出るのはもっと怖いから、
連休は部屋にこもることになるでしょう。
自分を見つめながら、書き続けようと思います。




今日も明日もがんばろう。
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4 Comments

says..."管理人のみ閲覧できます"
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2011.09.24 18:39 | | # [edit]
スエスエ201 says..."Re: タイトルなし"
ありがとうございます。
夕方、外に出てみました。
いろいろと、やることを決めました。
前を向こうと思います。
2011.09.24 19:47 | URL | #- [edit]
みく says...""
いつもスエスエさんのブログを読ませて頂き、元気を頂いています。
どうか。。。スエスエさんの心に光が降り注ぎますよう
心から祈っています。
2011.10.01 09:53 | URL | #- [edit]
スエスエ201 says..."Re: タイトルなし"
> みくさん

はじめまして。
コメントありがとうございます。
こちらこそ、とても励みになります。
今後ともよろしくお願いします。
2011.10.01 13:36 | URL | #- [edit]

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