足立区綾瀬美術館 annex

東京近郊の美術館・展覧会を紹介してます。 絵画作品にときどき文学や音楽、映画などもからめて。

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モネ「ラヴァクール」

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セーヌ川の解氷をきっかけに、
戸外での制作を再開したクロード・モネ。
やがて、彼は再び官展(サロン)への挑戦を決意します。
1970年の落選以来の挑戦でしたが、
印象派のリーダー的存在だったモネの行動は、
見方によっては裏切りとも受け取られかねないものでした。
モネ自身は「絵を売るため」と言っていたようですが・・・。


ラヴァクール
Lavacourt(1880)
Claude Monet


モネは1880年の官展に作品を2点出品し、
うち1点が入選となります。
それがこちらの「ラヴァクール」。
展示場所には恵まれなかったものの、
この作品を見た作家エミール・ゾラは
「10年もたたないうちに、彼は認められ、報いられるだろう。
 絵は高額で売られるだろうし、
 同時代の運動の先頭に立っているだろう」と評しています。


この前年からモネは印象派展への出品をやめており、
官展への復帰はある意味印象派の解散を決定づけるものでした。
しかしモネはこの後も意欲的に作品を発表し続け、
ゾラの言葉は現実のものとなります。
今やフランス印象派という枠組みを超えて、
西洋絵画の重要人物としてあまねく知られているモネですが、
成功のきっかけが印象派展ではなく官展だったというのも
どこか皮肉な気がしますね。



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(2000/07/30)
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