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足立区綾瀬美術館 annex

東京近郊の美術館・展覧会を紹介してます。 絵画作品にときどき文学や音楽、映画などもからめて。

ルオー「ピエロ」

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「秋の心」と書いて、「愁い(うれい)」といいます。
「愁しい」と書いて、「かなしい」と読んだ詩人もいました。
うつくしい夜空、月のない夜空。
こんな夜には、目を閉じて消えてしまいたくなる。


ルオー「ピエロ」
Pierrot(1925)
Georges Rouault




ジョルジュ・ルオー「ピエロ」。
ひどく内省的な一枚です。
この絵を見て笑う人なんていないでしょう。
おどけて躍るピエロだからこそ、
その悲しみも人知れず深いのだと思います。


ここのところ、また気分が滅入りがちです。
日がな一日同じことを思い、
ため息をついて家路をたどる毎日です。
こんなはずじゃなかったのに。
このまま忘れ去られてしまうのが、つらいのです。
どうか忘れてくださいと、殊勝なことを言っておきながら。


うれしかった日々の思い出が、幻になってしまいそうで怖い。
聞きそびれてしまったいろんなことを
相変わらず引きずりながら、
ぼくはどこに戻ればいいんだろう。
どこへ行っても、ぼくはひとりじゃないか。



I’m so afraid to love you, but more afraid to loose
Clinging to a past that doesn’t let me choose
Once there was a darkness, deep and endless night
You gave me everything you had, oh you gave me light

And I will remember you
Will you remember me?
Don’t let your life pass you by
Weep not for the memories


Sarah McLachlan - I Will Remember You




本当を言えば僕は怖ろしいくらいです
すぎた夏、僕の心をとりこにした
うれしい恋に自分の生活が
今ではあんまり深入りしているので、

そんなにまであなたの姿が(ああ、忘れ得ぬなつかしさ)
すべてあなたのものであるこの心の中に住んでいる、
僕の心はあなたを愛し、
あなたの気に入ることよりほかは、何も思わない。

(ヴェルレーヌ「本当を言えば」より)






今日も明日もがんばろう。
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