和田三造「壁画画稿」
「南風」のマッチョで凛々しいイメージが強かったので、
こんな作品も描いてたんだとびっくりしました。
和田三造「壁画画稿」。
滋賀県立近代美術館の「近代の洋画、響き合う美」より。
Draft for Mural Painting(c.1926)
Wada Sanzo
色彩も何も、おもいっきりモーリス・ドニなんですよね。
ドニ好きの自分としては、思いもかけぬ展開でニヤニヤしちゃいました。
空の色も、山並みの色も、人物の雰囲気も、
見れば見るほどドニっぽくて。
色彩研究所を設立するくらいの人だから、
ナビ派の色使いに惹かれるものがあったのでしょうか。
と思って調べたら、和田三造はシャヴァンヌに心酔していたそうです。
そっちでしたかー。
「近代の洋画、響き合う美」は、
こんな感じで画家がどんなところから影響を受けて作風を変えていったか、
そんなことを考えながら見るのがおもしろかったです。
たとえば分かりやすいところだと、
小出楢重はいかにもマティス風だったり。
これは東京国立近代美術館の「ぬぐ絵画」でも指摘されてましたっけ。
今日も午前中からあちこち歩き回りました。
探してたもの、ちゃんと見つけられました。うれしかったな。
最後は堺市立文化館に行って、
アルフォンス・ミュシャ館と
与謝野晶子文芸館を見てきました。
こちらの紹介はまた次回ということで。
それにしても……お金使いすぎたなぁ。
2泊3日の関西旅行、楽しかったけど財布の中身が(笑)
しばらく節約しなければ。
今日も明日もがんばろう。
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