足立区綾瀬美術館 annex

東京近郊の美術館・展覧会を紹介してます。 絵画作品にときどき文学や音楽、映画などもからめて。

藤島武二「みだれ髪」(装丁)

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この書の体裁は悉く藤島武二先生の意匠に成れり
表紙画みだれ髪の輪廓は恋愛の矢のハートを射たるにて
矢の根より吹き出でたる花は詩を意味せるなり


藤島武二「みだれ髪」



与謝野晶子の処女歌集「みだれ髪」。
恋愛というものを大胆に奔放に歌い上げた傑作ですが、
その装丁と挿画を担当したのが洋画家の藤島武二でした。
冒頭で紹介した文章は、「みだれ髪」の序文として書かれているもの。
目次を見ると与謝野晶子の名前よりも先に
藤島武二の名前が出てくるので、
彼のネームバリューに期待するところも大きかったのかもしれないですね。


藤島武二というとブリヂストン美術館の「黒扇」とか
東京国立近代美術館の「匂い」なんかをイメージしますが、
「みだれ髪」ではそれらの作風とはまったく趣の異なる、
アール・ヌーヴォーな雰囲気です。
藤島武二は与謝野晶子が作品を発表していた
「明星」の表紙絵なども描いており、
この「明星」はアール・ヌーヴォーを
日本にいち早く紹介した雑誌だったのだとか。
そして藤島はミュシャからも影響を受けていたみたいです。


それでは「みだれ髪」からいくつか……
と思ったけど、やめておきます。
どうにも辛くなってしまう。
やっぱりいろいろと寂しくなります。
今日も仕事で言問橋をとおったんだけど、
在原業平の歌を思って悲しくなってしまいました。
相変わらずだなあ。


ところで、今夜は木星と金星が最接近するそうで、
日没後の西の空に惑星が2つ並ぶさまを肉眼で見られるそうです。
この天体ショーは今週いっぱい見られるそうなので、
明日もチェックしてみようと思います。
せめて、星と星の出会いに思いを託して。



今日も明日もがんばろう。
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