竹内栖鳳「ベニスの月」
霧につつまれた水の都。
なんて幻想的ではかない風景なんでしょう。
ターナーの水彩画をセピア色にしたような、孤高の美しさです。
竹内栖鳳「ベニスの月」。
やっぱりこの人は、日本画壇でも特異な存在だったんだろうなぁ。
The Moon in Venice
Takeuchi Seiho(1904)
霧に包まれているからこそ、確かな手応えがないからこそ、
信じられることもあると思うんだけれど。
それは信じるよりほかに方法がないっていうだけなんだろうか。
いずれにせよ、自分のすべてをかけてでも
手を伸ばして求めるものがあるのは
きっと幸せなことなのだと思います。
だから
悲しいときも寂しいときもあるけど
基本的にぼくは幸せなんです。
さて、明日はうれしい大阪出張。
打ち合わせは午後からなんで、
早めに行って国立国際美術館に行ってこようと思います。
草間さんの作品よりも、美術館そのものを見たくて。
いっそ泊まって次の日の朝に帰ろうかとか、
いろいろ思いあぐねております(笑)
今日も明日もがんばろう。
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