草間彌生「チューリップに愛をこめて、祈る」
昨日は大阪で打ち合わせがございまして、
ちょっと早めに現地入りして国立国際美術館に行ってきました。
「草間彌生 永遠の永遠の永遠」、
もうじき埼玉近美に巡回しますが
一足お先に見て参りました。
ということで、この作品。
草間彌生「チューリップに愛をこめて、祈る」です。
実はぼく、草間さんの作品はちんぷんかんぷんなんですが
立体になると、なんかワクワクするのが不思議です。
基本的に会場内は撮影禁止なんですが、
このチューリップと「大いなる巨大な南瓜」、
それから会場入り口は撮影OKでした。
それでは以下、写真と合わせていろいろと。
淀屋橋駅を出てすぐ、土佐堀川が流れています。
淀屋橋は宮本輝の小説「錦繍」のヒロイン、
勝沼亜紀のお父さんの会社があるところ。
そして土佐堀川は、同じく宮本輝のデビュー作「泥の河」の舞台。
この話はまた今度。
川沿いを歩いていると、
彫刻がいくつも並んでました。
土佐堀川の片側にしかないみたいなのでラッキーでした♪
美術鑑賞に向けて、自然とテンション高まる。
朝日新聞社の柱が水玉模様に!
展覧会の主催なんですね。
ちなみにここまで、
なぜか夜景モードで撮影してたので変な色に……。
国立国際美術館に到着。
ユニークな外観、スマホのカメラじゃおさまりきらなかった。
中にはおなじみの水玉のモニュメントが。
入り口も水玉模様♪
美術館の外観に、この色彩が合うんだな~。
草間彌生といえば水玉、と思ってしまう自分。
パネルがかわいらしいですねぇ。
展示は地下3階なんですが、
先に地下2階のコレクション展を見て行こうと思ったら。
おなじみのカボチャ作品「大いなる巨大な南瓜」がドドーンと。
やっぱこういう作品はいいですね。
という感じですっごい水玉な作品群を想像してたんですが
実際はそんなことなくて、
モノクロの線画(シルクスクリーン)がひたすら並ぶ
「愛はとこしえ」のシリーズや
そこに鮮烈な色彩がのった「わが永遠の魂」シリーズがずらずらっと。
どちらも原始生命みたいなモチーフと奇妙な顔が印象的で、
とはいえ正直な感想は「よくわからん」だったわけですが(笑)
どっちかというと、作品そのものよりも
展示の仕方のほうが興味深かったです。
部屋そのものがアートになっていて、
これを次の埼玉県立近代美術館がどう見せるかっていうのは
非常に興味深いところでして。
美術館の力量が問われると思います。
さて、次回は国立国際美術館といえば……な作品を。
ではでは。
今日も明日もがんばろう。
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