ルノワール「ダンス3部作」
突然ですが、問題です。
以下の3枚の中から結婚する友人に贈るとしたら、
みなさんはどれを選びますか?
La dance à la campagne, La dance à la ville, La dance à la Bougival(1883)
Pierre-Augustê Renoir
いずれもピエール=オーギュスト・ルノワールの、
ダンス3部作と呼ばれる連作。
左から「田舎のダンス」「都会のダンス」「ブージヴァルのダンス」。
印象派の作風から古典主義へ移行しようとしていた頃の作品です。
人それぞれ、好みはあると思いますし
相手の雰囲気にもあわせたいところですが・・・
僕だったら、「田舎のダンス」を選びます。
「都会のダンス」「ブージヴァルのダンス」では
女性が伏し目がちでいわくありげなのに対して、
「田舎のダンス」は満面の笑顔。幸福感が違います。
そして何より、注意すべきは女性のモデルなんです。
「田舎のダンス」でモデルを務めたのはアリーヌ・シャリゴ。
他2作はシュザンヌ・ヴァラドン。
ルノワールはダンス3部作を制作した当時
2 人のモデルに思いを寄せていたそうで、
結果的にアリーヌ・シャリゴと結ばれるのです。
なんともめでたい一枚なわけです。
ちなみにシュザンヌ・ヴァラドンはこのとき既に身ごもっていたとか。
彼女の息子こそ、後に画家となるモーリス・ユトリロ。
つい先日まで損保ジャパン東郷青児美術館で企画展やってましたね。
僕は行きそびれてしまったわけですが・・・行きたかった。
なぜこんな話かというと、昨日は友人の結婚式の2次会でして、
僕は調子に乗って騒いでしまいまして。。。
スピーチでも変なことをしゃべってしまいまして。。。
反省しきりです。
新郎新婦のお二方、ほんとお騒がせしました。
そしていつまでも幸せであってください。
ぽちっとお願いします!
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