ターナー「湖に広がるたそがれ」とSigur Rós
赤く焼けた世界。
空と湖が溶け合って、
かすかに残る境界線に
太陽が落ちて行きます。
ターナー「湖に広がるたそがれ」。
混沌のなかの静けさ、美しさ。
Sun Setting over a Lake(1840)
Joseph Mallord William Turner
Sigur Rósの新曲「Ekki múkk」のPVを見たとき、
連想したのがターナーの抽象画寄りの作品でした。
炎のなかに身を置いたような不思議な光景。
水平線の上を船が浮遊するだけという
いたってシンプルな映像なのに、
なぜだか心をしめつけられて。
そして天上から降り注ぐ光のような、
揺らめく大気のような、どこか切ない歌声。
ムソルグスキーがハルトマンの絵を見て音楽を紡いだように、
Sigur Rósもターナーの絵をもとに曲をつくってくれたら
面白いだろうなぁ、なんて。
さて、気がつけば当ブログも500回目の更新となりました。
ブログをはじめてから、もうじき2年。
飽きっぽい性格なのに、よく続いたものだと(笑)
いろんなことがあって、今があります。
届いていてくれたらうれしいなぁ。
今日も明日もがんばろう。
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