シャガール「ユリの下の恋人たち」
上半分には白いユリと、赤い芍薬の花束。
下半分には見つめ合い、抱き合う恋人たち。
シャガールにしてはずいぶん直接的な表現ですが、
これはこれでとても素敵な一枚です。
マルク・シャガール「ユリの下の恋人たち」。
大好きな花が、このなかに描かれてます。
Lovers under Lilies(1925)
Marc Chagall
最近仕事が落ち着いてきたせいか
いろんなことに興味がむくむくわいていて、
花のことや音楽のことや、詩や和歌や……
あぁ、もっと早くに興味を持っていれば(笑)
特に花の名前はもっと覚えたいなぁと思っていて、
最近はTwitterでちょいちょい花の写真をアップしたりもしています。
桜が散って、気がつけばいろんな花があちこちで春を謳歌しています。
ついつい足を止めて見入ってしまい、遅刻することもしばしばです。
ということで、今日写真にとって、名前を覚えた花。
「シャガ」という花だそうです。
漢字では「射干」とか「著莪」と書くそうで、
会社の近くの植え込みに咲いていました。
「シャガ」だけに、今回の絵はシャガールなわけですよ。あはは……
ぽかんと花を眺めながら、
人間も、本当によいところがある、と思つた。
花の美しさを見つけたのは人間だし、
花を愛するのも人間だもの。
(太宰治「女生徒」より)
花を見てきれいだと思える心があるなら、
どんなにつらくてもなんとか立ち直れると思います。
さびしくても、いつか前向きにはなれる。
そういうものだと思うし、そうであってほしいと思います。
今日も明日もがんばろう。
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