足立区綾瀬美術館 annex

東京近郊の美術館・展覧会を紹介してます。 絵画作品にときどき文学や音楽、映画などもからめて。

円山応挙「鯉魚図」

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先日行ってきたサントリー美術館「毛利家の至宝」。
目玉は当然あの国宝なんですが、その前に……
この一枚を、先に紹介しておきたくて。


円山応挙「鯉魚図」
 Carp and Waterfall
 Maruyama Okyo




円山応挙「鯉魚図」。
すごいんです、これ。
三幅一対の掛け軸で、
右上と左下に岩を、右下と左上に鯉を配することで
対角線の構図になっています。
この左右二幅だけでも十分成立しそうな作品なんですが、
すごいのは……真ん中の鯉なんですね。
滝の流れをかき分けるように、
上へ上へとのぼっていく鯉。
落ちる水流から見え隠れする背中。
一度鯉を描いてから白い線を重ねたと思いきや、
白い部分には最初から何も描いていないんです。
言われてみればあぁなるほどなんですけど、
これを江戸時代中期にやってのけるのがすごい。
氷図屏風といい、この鯉魚図といい、ほんとにすごい。


「鯉魚図」は毛利博物館所蔵の作品ですが、
兵庫県の大乗寺にも同様の作品「龍門鯉魚図」(二幅)があります。
こちらは拡大図。
う~む、やっぱりすごい。

円山応挙「龍門鯉魚図」



サントリー美術館の「毛利家の至宝」は5月27日まで。
ゴールデンウイークなのに、思ったよりすいてました。
金・土は夜8時までやってるので、
夜のお散歩ついでに立ち寄ってみては?




今日も明日もがんばろう。
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