フリードリヒ「樫の森の中の修道院」
葉の落ちた樫の木。
廃墟、十字架。
霧の立ちこめた、薄暗い風景。
カスパー・ダーフィト・フリードリヒ「樫の森の中の修道院」。
いかにもこう、吸血鬼とかが出てきそうな雰囲気です。
The Abbey in the Oakwood(1808-1810)
Caspar David Friedrich
ということで、
今日は映画「ダーク・シャドウ」を見に行ってきました。
映画館に行くのはずいぶん久しぶりで、
しかもティム・バートン×ジョニー・デップの黄金コンビ!
これは期待せざるを得ないでしょう。
……と思ってたんだけど、あれあれ?
舞台は1970年代のアメリカ。
主人公はかつて呪いでヴァンパイアに姿を変えられ、
200年の封印から解放されたバーナバス・コリンズ。
「唯一の財宝は家族だ」という亡き父の教えに従い、
コリンズ家の末裔を守るために立ち上がる……
といったストーリーなんですが、なんかえらく雑な感じで(笑)
もともとこれ、1960~70年代に放映されていたドラマのリメイクだそうで、
それを強引に映画の尺におさめようとしたせいで
しっちゃかめっちゃかな印象になってしまったのかなぁと。
主人公がカルチャーギャップにぶつかったり、随所で笑わせてくれるんですが
どうもそのへんも物足りなく感じてしまいました。
ジョニー・デップの“変な役”は、さすがに堂に入っていたけれど。
ポスターは非常にかっこいい!
見所はアリス・クーパーなんでしょうか。
当時の音楽とか文化に興味がある方は、見ておいて損はないかもです。
あと、下ネタ多めのB級ホラーテイストなので、
小さいお子さんは連れて行かないほうがよいかと。
今日も明日もがんばろう。
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