尾形光琳「松島図屏風」
前回に引き続き、
東博の「特別展 ボストン美術館展 日本美術の至宝」より。
尾形光琳「松島図屏風」です。
う~む、ダイナミック! 壮観壮観♪
Waves at Matsushima
Ogata Korin
光琳の「松島図屏風」は
琳派の先達・俵屋宗達の同題の作品を模したものだそうで、
比べてみると素人目にも、岩や波の表現が力強く
立体的で動きのある印象です。
偉大なる先人を模倣するだけでなく、
独自の解釈を加えて昇華させたんですねぇ。
俵屋宗達「松島図屏風」、右隻。光琳にくらべるとどことなく柔らかい。
「松島図屏風」など光琳の作品をアーネスト・フェノロサが米国に持ち帰り、
結果として光琳の名が世界的に知れ渡ることになったのだとか。
どうせなら日本に置いておいてくれれば……なんて思ってしまうけど
こればっかりは仕方ないですね。
ちなみに光琳は、同じモチーフの作品を少なくとも4点描いているそうです。
それにしても……
この短期間で根津美術館の「燕子花図屏風」、
メトロポリタン美術館の「八橋図屏風」、
そしてボストン美術館の「松島図屏風」を見れたわけで、
いやーもうなんて贅沢なんでしょう。
あとは熱海のMOA美術館の「紅白梅図屏風」も見たいんだよなぁ。
見たい作品が多すぎて困ります(笑)
今日も明日もがんばろう。
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