足立区綾瀬美術館 annex

東京近郊の美術館・展覧会を紹介してます。 絵画作品にときどき文学や音楽、映画などもからめて。

福田平八郎「筍」(福田平八郎と日本画モダン)

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山種美術館の「福田平八郎と日本画モダン」を見てきました。
平八郎作品はこれまでにも山種でたびたび見る機会があったんですが、
こうしてまとめて見てみるとやっぱり圧巻。
日本画モダンとは実に言い得て妙ですね。
日本画×デザインの楽しさを堪能してまいりました。


福田平八郎「筍」
 Bamboo Shoots(1947)
 Fukuda Heihachiro




こちらは福田平八郎「筍」。
力強く伸びる、黒々とした2本の筍。
いっぽう背景の笹の葉は白描できわめてシンプルに描かれていて、
じっと見ていると堂々とした筍に比してなんともリズミカル。
さらに周囲の竹を排除することでいっそう筍の色彩、造型が際立ちます。
画家自身はもっと筍の黒を強くしたかったそうで、
「物を見るとき、形や線よりもまず色に目がいく」という言葉にも納得。
それにしても……これが60年以上も前の作品だなんて。
当時この絵を見た人たちは、どんな感想を抱いたんだろうか。
「モダンねぇ」なんて囁きかわしていたんでしょうかねぇ。


展覧会では福田平八郎の作品のほか、
小野竹喬や山口蓬春、川端龍子などのモダンな作品が並んでいました。
それと第2展示室で出会った、平八郎の唯一の弟子である正井和行の作品。
色彩を淡いブルーとモノトーンでまとめた世界観に
心をわしづかみにされてしまいました。
自分の知らない素敵な画家さんがまだまだたくさんいるのだと、
美術館に行くたびに思い知らされる次第です。


山種美術館の「福田平八郎と日本画モダン」は明日(7月22日)が最終日。
あまりに充実した内容ゆえ、図録は売り切れてしまったとのことです。
そして前期の「漣」を見逃したのが残念無念。。
まだ見に行っていない方は急いで!





今日も明日もがんばろう。
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