足立区綾瀬美術館 annex

東京近郊の美術館・展覧会を紹介してます。 絵画作品にときどき文学や音楽、映画などもからめて。

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ラリック「テーブル・センターピース(三羽の孔雀)」(アール・デコ 光のエレガンスより)

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今日はパナソニック汐留ミュージアムへ。
前々から気になっていた、「アール・デコ 光のエレガンス」を見てきました。
ラリックとドームの作品を中心に、
ガラスの照明器具や陶器を集めた実にきらびやかな展覧会。
そんななかでも、やっぱりラリックは素敵だったのです。


ラリック「テーブル・センターピース(三羽の孔雀)」
 Table Centerpiece - three peafowl(1920)
 René Lalique




こちらはルネ・ラリック「テーブル・センターピース(三羽の孔雀)」。
数年前、国立新美術館で開催されたラリックの回顧展でも展示されてましたね。
わずか2センチの厚みのガラスに閉じ込められた、三羽の孔雀。
台座に照明が組み込まれており、孔雀の姿を幻想的に浮かび上がらせます。
ラリックの真骨頂ともいえる、めくるめく光のオブジェ。
まるで結晶のような美しさに、思わず息をのみました。
それにしてもこれ、どうやって作ってるんだろうなぁ。。。


アール・デコは、1920年代に花開いた装飾様式。
1925年に開催されたパリ万国装飾美術博覧会の略称が「アール・デコ博」で、
これにちなんでアール・デコという名称が広まりました。
建築、絵画、工芸、ファッションにまで及んだ様式で、
工芸分野ではなんといってもルネ・ラリック。
今回の展覧会では彼のテーブルセットやカーマスコット、
天井灯や花瓶なども多数展示されていました。
そのほか、ガブリエル・アルジィ=ルソーによる
色鮮やかなパート・ド・ヴェール(ガラスの粉を使用した工芸)の数々や、
アール・ヌーヴォー期にガレと人気を二分したドームの作品群も。


個人的に気に入ったのはフォービスムの画家からガラス職人に転向した
モーリス・マリノの作品でした。
「扁瓶(氷河)」という作品は、無数の気泡をガラスに綴じ込め、
流水を凍結させたかのようなガラス工芸作品。
こんなこともできるのかと、思わずため息でした。
それから面白かったのがジャン・デュナンの「球形花瓶」。
なんとアール・デコなのに漆塗りなんですね。
当時フランスに逗留していた日本人漆工芸作家に手ほどきを受けて、
独自の世界を切り開いたのだとか。
アール・デコ×和モダン、なんとも斬新で自由な作品でした。

ジャン・デュナン「球形花瓶」



パナソニック汐留ミュージアムの
「アール・デコ 光のエレガンス」は9月23日(日)まで。
「カラフル」「シック」「モノトーン」「光とスピード」といった
キーワードで構成され、目がくらむような美しい作品が並びます。
そして10月からは「ジョルジュ・ルオー I ♡ CIRCUS」。
ジョルジュ・ルオー財団の協力でサーカスにまつわるルオー作品が集まります。
芸術の秋に、またひとつ楽しみが増えました♪



今日も明日もがんばろう。
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