小倉遊亀「首夏」と真島昌利「ジャラマドーラ」
クレヨンで野草を写生する2人の少女。
小倉遊亀「首夏」という作品です。
口を半開きにして、無心に絵を描く姿を見ていると
何だかほっこりしつつ、自分の少年時代を思い出します。
小学生は、そろそろ夏休みも終盤かぁ。
みんな宿題に追われているころでしょうか(笑)
Early Summer(1928)
Ogura Yuki
話は変わって……。
小学生・夏ということで
昨日Youtubeで素敵な曲を見つけまして。
真島昌利の「ジャラマドーラ」という、ファン垂涎の作品。
真島昌利(マーシー)ぼくの大好きなギタリストで、
元ブルーハーツ、ハイロウズのメンバーで
現在はクロマニヨンズというバンドで活躍してます。
実はアートや詩にも造詣の深い人で、
歌詞に画家の名前や詩の一節がよく出てきたり、
昔は中原中也のTシャツを着てライブをやってたりも。
「ジャラマドーラ」はハイロウズの「岡本君」という曲の元になった作品で
1989年発表のソロ作「夏のぬけがら」に収録されるはずだった幻の曲。
友部正人の「ジュークボックスに住む詩人」という本で紹介されていて、
少年時代の友達との別れがテーマになっていて
ずっとずっと聞いてみたいと思っていたのです。
ジャラマドーラ また夏が来た
去年よりも暑くなりそうだ
熱気の中 押しつぶされた
歩道橋で君を思い出す
誰もいない 土手の上で
遠くを走る電車見ていた
川の流れ 輝いてた
まるでぼーっとしてた
ジャラマドーラ 君がいない
夏はまるでぬけがらのようだ
カブトムシを採りにいった
恐竜のことを話しながら
君のように見れる人は
誰もいないだろう
ジャラマドーラ 君がいない
夏はまるでぬけがらのようだ
かすれた歌声、ハーモニカの旋律、
感傷的でノスタルジックな歌詞がたまらないです…。
アルバム「夏のぬけがら」もこの季節にぴったりの名盤なので、
興味のある方はぜひに!
今日も明日もがんばろう。
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