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最終日の閉館1時間前、ギリギリ滑り込みで
根津美術館の「応挙の藤花図と近世の屏風」を見てきました。
重要文化財にも指定されている円山応挙「藤花図屏風」とは、
一昨年の三井記念美術館での応挙展以来のご対面。
金地に描かれた2本の藤の美しさに、
ひたすら心奪われるひとときでした。
Wisteria(1776)
Maruyama Okyo
円山応挙「藤花図屏風」(右隻)。
輪郭線を描かず、刷毛による「付立て」という技法で
一息に描かれた自由で伸びやかな幹に比べて、
藤の花房は白、赤紫、群青が重ねて精緻に表現されています。
蔓がからみつく対象はあえて省略され、
藤の生命力、樹形の妙が強調されているように感じます。
できることなら、照明を落して蝋燭や行灯の灯りで見てみたいなぁ。
はかなく揺れる光が金地を浮かび上がらせて、
あたかも藤花が風にさやいでいるような、
そんな玄妙な体験ができると思うのだけれど。
「陰影礼賛展」みたいな感じで、
薄暗いなかで金屏風とか蒔絵を展示したら面白いんじゃないかなぁと。
ちょっと引きこもり気味だったので
思いきって外出してみたんですが、
根津美術館は庭園も素敵だし、茶道具も素人なりに魅力的に思えて
とてもいい時間をすごせました。
帰りは明治神宮方面までぶらぶら歩いて、
谷内六郎の壁画を発見♪
表参道が好きになりました(笑)
山陽堂書店。六郎さんのかわいらしいモザイク画です♪
今日も明日もがんばろう。