足立区綾瀬美術館 annex

東京近郊の美術館・展覧会を紹介してます。 絵画作品にときどき文学や音楽、映画などもからめて。

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シャルダン「カーネーションの花瓶」(シャルダン展より)

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静物画の巨匠シャルダンですが、
意外なことに花を描いた作品はほとんどないそうです。
現存するのはわずか1点のみ。
それが三菱一号館美術館のシャルダン展に出品されている
「カーネーションの花瓶」です。


シャルダン「カーネーションの花瓶」
 Bouquet of Carnations(c.1754)
 Jean Siméon Chardin




デルフト製の花瓶に生けられた花々は
種類の判別が難しいくらい大胆に描かれていて、
シャルダンのほかの静物画とは明らかに性質を異にしています。
静物とはいえ、花瓶の花はまだ命ある存在だから?
香気をはなち、刻一刻と変化していくから?
理由は分からないけれど、ぼくは激しくこの絵に惹かれました。
色彩のバランスも見事だし、この気品あるたたずまいといったら……。
ちなみに描かれた花はカーネーション、月下香、スイートピー、
クロッカス、小さな百合の花だそうです。



花の絵といえば、三菱一号館美術館では
ルドンの「グラン・ブーケ」もあわせて展示していました。
高さ248.3cmもの、超巨大な花束。
シャルダンの静かなカーネーションと比較してしまうと
どうにもこうにも毒々しくって(笑)
ルドン展に行きそびれた方は、この機会にぜひ。




今日も明日もがんばろう。
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ChardinChardin
(2000/05)
Professor Pierre Rosenberg

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-2 Comments

まろ says..."赤エイ"
シャルダンは私が美術番組を担当して初めて出逢った画家でした。「赤エイ」の絵です。そのリアリズムに圧倒されました。画風は違いますが高橋由一の「鮭」を観た時と同様の感動を覚えました。今週はシャルダンに逢いに何年ぶりかで三菱に出かけます。実は三菱一号館美術館は初見参なのです(笑)
2012.09.19 21:59 | URL | #Koy3t6Qg [edit]
スエスエ201 says..."Re: 赤エイ"
> まろさん

おぉ、そんなエピソードがあったのですね。
今回は残念ながら赤エイは出品されていませんでしたが、
名品ぞろいで18世紀の静寂にひたれると思います。
ちなみにちょっと前に始まった損保ジャパン東郷青児美術館の「アンソール展」では、
ベルギーの画家アンソールが描いたエイが展示されていました。
こちらも面白い展覧会なので機会があればぜひに!
2012.09.20 06:16 | URL | #- [edit]

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