奥村土牛「聖牛」
土牛、石田を耕す。
石ころの多い荒れ地を根気よく耕し、
やがては美田に変えるように、たゆまず精進せよ——
画家・奥村土牛の雅号には、そんな意味が込められているそうです。
前回の記事にちなんで、今回の一枚は奥村土牛の「聖牛」。
真っ白な2頭の牛は、どことなく厳かで、おだやかで、美しい。
昨晩の台風、だいじょうぶだったでしょうか?
こちらでは強い風が吹くたびにマンションが揺れるようで、
いつ停電になってもおかしくないくらいの雰囲気でした。
けれど気がついたら雨も風もやんで、
空には大きな月が。
まんまるの月、中秋の名月です。
台風のおかげかな、かえって寂しく感じずにすみました。
心が晴れていくようなそんな気持ち。
ゆっくり歩いて行こうと、あらためて思いました。
今日も明日もがんばろう。
- 関連記事