長谷川等伯「竹虎図屏風」
前回もちょっとだけご紹介しましたが、
IMF総会に合わせて、出光美術館で3つの屏風絵が展示されています。
たった6日間のサプライズ展示、行かなきゃ損損。
今回は3点のうちのひとつ、長谷川等伯「竹虎図屏風」を。
Tigers and Bamboo(Late 16th Century)
Hasegawa Tohaku
右隻には、上体を伏せて竹林にひそむ獲物の気配を窺う虎。
左隻には、後ろ足で首元を掻く虎。
どちらも愛嬌たっぷりで、虎というより猫みたい。
背景に溶けていくような竹の表現も素敵です。
虎は桃山時代から好まれていた画題だそうですが、
乱世の虎とはとても思えないユーモラスな雰囲気に、
思わず笑みがこぼれてしまいました。
出光美術館で開催中の
IMF・世界銀行年次総会開催 特別展示「日本の美・屏風絵」では
長谷川等伯の「竹虎図屏風」のほか、
琳派の傑作、酒井抱一「風神雷神図屏風」と
江戸時代に描かれた「世界地図・万国人物図屏風」が展示されています。
明日(10月14日)が最終日なので、興味のある方はぜひ。
話は変わって、今日は足立の花火大会ですね。
去年は何も知らずに人波に飲み込まれて、
一人でぼんやり空を見上げたんだっけ……。
今年はどうしようかな。また一人で行こうか、考え中です。
今日も明日もがんばろう。
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