ブリューゲル「邪淫」(ブリューゲル版画の世界 その8)
ピーテル・ブリューゲルの「7つの罪源」シリーズより、
最後にご紹介する7つ目の作品は「邪淫」です。
Lust(1558)
Pieter Bruegel the Elder
下部の銘文は、
「邪淫は活力を弱め、身体を軟弱にする」
「邪淫には悪臭が漂い、汚らわしさでいっぱいである。
諸力を無力化して、四肢を弱める」。
なんというか、どこまでを邪淫と呼ぶかにもよるんですが
とりあえず我が身を振り返って反省しきりです。
画面中央では、ヒキガエルの愛撫を受ける女性の姿。
股間をおっぴろげてる怪物や、
交尾の真っ最中の犬も描かれてます。
そのほか、至る所で抱き合う人間たち。うらやましい不埒な光景です。
ちなみに、英BBCの雑誌「Focus」で発表された研究結果によると、
「邪淫(色欲)にまみれた国」のTOPは韓国、
2位は日本、3位はオーストラリアだそうです。
ポルノに消費する1人当たりの金額から算出したそうで。
調査自体はマユツバものだけど、
なんとなく納得できちゃうから嫌ですね。
詳しくはこちらをご覧あれ。
「ブリューゲル版画の世界」は8月29日までの開催。
公式ホームページはこちらです。
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