ルドン「日本風の花瓶」(ポーラ美術館コレクション展より)
今年は印象派関連の美術展が多くて、
いいかげんそろそろ食傷気味でもあるわけですが
それでも新しい展示をやってればついつい足を運んでしまいますし
なんだかんだで素晴らしい絵画に出会って感動してしまうわけです。
Flowers in a Japanese Vase(1908)
Odilon Redon
今回紹介するのは、オディロン・ルドンの「日本風の花瓶」。
先週行った横浜美術館の
「ポーラ美術館コレクション展 印象派とエコール・ド・パリ」で出会いました。
鮮やかな暖色の背景、そこに溶け込むような色とりどりの花々。
花びらに命が宿ったかのように、華麗に舞う2匹の蝶。
そして日本の古典芸能に材をとった白い花瓶。
色彩に目覚めて以降のルドンの作品は
夢の中を描いたような幻想的で浮遊感の漂うものが多いんですが、
この作品は純粋に「きれい」と形容できる、
素晴らしい一枚だと思います。
それにしても、横浜美術館のあの開放感はすてきですね。
常設展も見所たっぷりで、
僕の好きなギュスターヴ・モローの作品があったのも嬉しかったです。
ポーラ美術館コレクション展の公式サイトはこちら。
9月4日(土)までの開催です。
その後は待ちに待ったドガ展。楽しみです。
ぽちっとお願いします!
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