マグリット「昼と夜」
タクシーで深夜3時すぎに帰宅、
一眠りして8時には家を出る、と。
こんな感じだったので昨日はブログ更新しませんでした。
ただでさえ生活時間がめちゃくちゃなのに、
こう忙しいと昼夜の区別がつかなくなります。
Day and Night
Rene Magritte
で、この作品。
シュールレアリスムの巨匠、ルネ・マグリットの「昼と夜」です。
白い雲が浮かぶ青空、けれど木々は暗く陰り、
軒灯が建物の白い壁をぼんやりと照らし出します。
昼と夜、光と闇がみごとに同居していて、
一瞬あれ?と目をこすってしまいそうな。
でも目を凝らしてよく見てみると、その違和感さえも吹き飛んでしまう。
ありえない光景なのに、ごく自然に描かれている不思議さ。
昼は昼であればこそやがて夜になり、
夜は夜であればこそやがて昼になります。
けれどこの作品では昼の世界と夜の世界が拮抗しているせいで、
時間軸はどちらに進むこともなく
物音一つない静寂の世界が広がります。
見れば見るほど、不思議な作品ですね。
ぽちっとお願いします!
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