2013年注目の展覧会(年末の挨拶にかえて)
2012年も残すところあとわずか。
せっかく「美術館」と名乗るブログですので
本年最後の更新も展覧会ネタで行きたいと思います。
当初は2012年の展覧会ベスト5などやろうかと思ってたんですが、
やっぱり気になるのは来年のことなんですよね。
すばらしい展覧会が目白押しで、鼻血が出そうな勢いです。
たとえば来年は「日本におけるイタリア年」にあたり、
イタリア大使館などの協力のもと
ラファエロ、ミケランジェロ、ダ・ヴィンチという
ルネッサンスの3巨人それぞれの展覧会が予定されています。
Bunkamuraの「ルーベンス展」もこの流れによるもの。
来年はイタリアに足を向けて寝られませんね(笑)
ラファエロ展は3月から! ミケランジェロ、ダ・ヴィンチは詳細を待ちましょう。
このほか、西洋絵画では
ルノワールを中心とした「奇跡のクラーク・コレクション」(三菱一号館)、
全国5カ所を巡回する「ミュシャ展」(森アーツからスタート)、
約500年前の連作タピスリーが来日する「貴婦人と一角獣展」(新美術館)、
震災での中止を経て復活となる「プーシキン美術館展」(横浜美)、
さらに「ターナー展」(東京都美)、「カイユボット展」(ブリヂストン美)、
「ルーブル美術館展」(東京都美)、「クレラー=ミュラー美術館展(新美術館)
などなどものすごいラインナップ。
大阪で先にはじまった「エル・グレコ展」も1月からスタートです。
いっぽう、日本画では
「川合玉堂」「速水御舟」(ともに山種美)、
「琳派・若冲と花鳥風月」「川瀬巴水」(ともに千葉市美)、
東京国立近代美術館では「竹内栖鳳展」も予定されています。
東京国立博物館の「洛中洛外図」7点勢揃いも見逃せません。
名古屋では「円山応挙展」、東北では若冲など「プライスコレクション」も。
これは遠征も考えなければいかん…。
まだ2013年の予定を公表していない美術館もありますし、
今後もっともっとすごいのが出てくるかもしれません。あぁ、たまらん!
現在開催中、および今後の展覧会予定は下記ページにまとめています。
こっそり少しずつ更新してまして、最近Google カレンダーも導入してみました。
日程、開催場所など来年の参考にしていただければと思います。
開催中および今後開催予定の展覧会はこちら →
さて、最後に2012年の展覧会のはなし。
しいて5つピックアップするとしたら……
■マウリッツハイス美術館展(東京都美術館)
■吉川霊華展(東京国立近代美術館)
■ドビュッシー、音楽と美術(ブリヂストン美術館)
■福田平八郎と日本画モダン(山種美術館)
■シャルダン展(三菱一号館美術館)
といったところでしょうか。
やっぱりフェルメールの「真珠の耳飾りの少女」が今年の一番かな。
次点としては「船田玉樹展」「ZESHIN」「須田悦弘展」などなど。
2012年に行った展覧会は、こちらにまとめました。
開催中のもの(メトロポリタンなど)は前述の「開催中・開催予定の展覧会」に。
それでは、長くなってしまったのでこのへんにて……。
皆様、2012年もお付き合いくださりありがとうございました。
来年もこんな感じで、ゆる〜く続けて行きたいと思いますので
ふつつか者ですが何卒何卒よろしくお願いいたします。
2013年もがんばろう。
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