山川秀峰「婦女四題」
前回に引き続き、大正ロマンな一枚を。
深水の「対鏡」とよく似た構図ですが、
こちらは楚々とした正統派美人。
山川秀峰「婦女四題」より、「赤い襟」という作品です。
Women in Four Settings: Red Neckband(1927)
Yamakawa Shuho
山川秀峰は伊東深水、寺島紫明とともに
鏑木清方に学んだ三羽烏のひとり。
彼もまた、美人画を得意とした画家でした。
「婦女四題」はその名のとおり、
4つの季節・シチュエーションで女性を描いた傑作です。
それでは「赤い襟」以外の3つも見てみましょう。
上から「秋」「雪もよひ」「たそがれ」という作品になります。
となると、最初の「赤い襟」の季節は春ということになるのかな?
4作品すべて、横浜美術館の「はじまりは国芳」で展示されていました。
会期は14日まで、まだの方はぜひ!
今日も明日もがんばろう。
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