葛飾北斎「富嶽三十六景 礫川雪ノ且」
葛飾北斎「富嶽三十六景」。
計46点の連作(評判がよかったため10点追加された)のうち、
ただひとつ雪景色を描いたのが「礫川雪ノ且(こいしかわゆきのあした)」です。
見渡す限り真っ白に染まった江戸の町。
茶屋には見物客が集まり、指差す先には富士がそびえています。
町の佇まいは変わっても、富士はいつもと変わらぬ悠然たる姿。
雪ぐらいで騒ぎなさんなと、そんな声が聞こえてきそうです。
Tea house at Koishikawa. The morning after a snowfall(c.1830)
Katsushika Hokusai
今朝、といっても昼頃ですが
目が覚めたら一面の雪景色でした。
どうしようどうしよう、どこか行かなくちゃ!!
と、多分ぼくの前世は犬なのでうれしくて駆け回りたくなるのです。
交通機関が麻痺してしまい鉄道も運転見合わせが続出するなか、
行ったのは東京ソラマチ。スカイツリーのお膝元です。
都内ではめずらしい雪景色。天気がいいと、富士山が見える。
前々から3連休のどこかでスカイツリーに行こうと思ってたんですが、
昨日の時点でひどい混雑だと聞いておりまして……。
この大雪なら、人出も少なくなるんじゃないかと思いまして。
予想は的中で、それなりに人はいたけど気分良く買い物できるレベル。
気になっていた「ぽっちり」というお店のがま口を購入したのでした。
富士山とお日様の柄。なかはオレンジ。
このがま口、某デザイン雑誌で見かけて
欲しい欲しいと思っていたんだけど
お店は京都とスカイツリーにしかないらしくて。
ようやく入手いたしました。
ソラマチには他にも和雑貨のお店がたくさん並んでいて、
あれこれ目移りしてあれこれ手を伸ばしてしまいました。
湯呑み茶碗も買っちゃった。
あんみつも食べちゃった。
そして、再来年に開館予定の「すみだ北斎美術館」の展示も。
北斎は墨田区亀沢付近で生まれ、
90年の生涯のほとんどを墨田区で過ごしているんですね。
美術館開館にさきがけて、
小スペースながら北斎の情報に触れることができました。
再来年の開館が待ち遠しいな。
↓「すみだ北斎美術館」のプレサイト。
ロゴは「山下白雨」の稲妻ですね。かっちょいい。
http://hokusai-museum.jp
ところで、気付いたらここ最近の記事、
日本の画家に偏っちゃってますね。
次回は円空の予定なので、その次から西洋画にシフトしましょう。
ではでは、このへんで。
今日も明日もがんばろう。
![]() | 千変万化に描く北斎の冨嶽三十六景 (アートセレクション) (2005/08) 大久保 純一 商品詳細を見る |
- 関連記事
-
- 葛飾北斎「富嶽三十六景 駿州江尻」
- 葛飾北斎「富嶽三十六景 御厩川岸より両国橋夕陽見」
- 葛飾北斎「桜に鷲図」
- 葛飾北斎「富嶽三十六景 礫川雪ノ且」
- 葛飾北斎「唐獅子図」