足立区綾瀬美術館 annex

東京近郊の美術館・展覧会を紹介してます。 絵画作品にときどき文学や音楽、映画などもからめて。

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ルノワール「金髪の浴女」(クラーク・コレクションより)

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実にふくよかというか豊満というか
健康的で美しい女性像でして
男性諸氏はこういう作品を前にすると
やはりドキッとしてしまうのでございます。
ピエール・オーギュスト=ルノワール「金髪の浴女」。
この作品はポスターでも使われていて、街中で何度もドキッとしました(笑)


ルノワール「金髪の浴女」
 Blonde Bather(1881)
 Pierre-Auguste Renoir




モデルはアリーヌ・シャリゴといわれており、
彼女は後にルノワールの妻となる女性です。
好きな女性を描いたからこんなにまぶしく輝いているのかな。
薬指にはめられているのが結婚指輪だとすれば、
自信に満ちあふれた表情にも納得です。
アリーヌ・シャリゴを描いた作品はいろいろ残ってますが、
たとえばダンス3部作のひとつ「田舎のダンス」。
こちらも他の2点に比べると若干ぽっちゃりしていて
でもものすごく幸せそうな表情なんですよね。


1881年といえばルノワールにとって転換期にあたる年。
アルジェリアとイタリアを旅行し、
イタリアではラファエロなどの古典絵画に触れ、大いに感銘を受けます。
「奇跡のクラーク・コレクション」に出ていた「たまねぎ」も
このときにナポリで描かれた作品で、やはり透明感が際立つ作品でした。
そして、旅の途中でアリーヌを呼び寄せ、描いたのが「金髪の浴女」。
イタリアで新たな作風に挑みながらも疲弊していたルノワールは、
彼女のおかげで心の平安を取り戻したのでしょう。
海を背景に座るアリーヌの姿は、とても穏やかに描かれていますもんね。

ルノワール「タマネギ」
 ルノワール「タマネギ」。珍しいモチーフですね。



さて、三菱一号館美術館の「奇跡のクラーク・コレクション」について
これまであれこれと紹介してきましたが
あんまりネタばらしするのもあれなので、
今回で最後にしたいと思います。
紹介できなかったすてきな作品がたくさんあって、
忘れたころにまたご紹介してしまうかもしれませんが。
ルノワールの作品も、新美術館のルノワール展で来日した「うちわを持つ少女」や
アルジェリア旅行で描かれた「鳥と少女」も
コケティッシュな魅力をふりまいていて忘れがたい作品でした。
そして、「シャクヤク」。何よりも好きな花です。
ほんとにうれしかった。
やっぱりもう一回見に行かなくちゃ。




今日も明日もがんばろう。
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-2 Comments

min says...""
クラークコレクション日本で再開できませんでしたが、Williamstownで最も印象に残っているのは、ルノアールの日本の犬”たま”でした。たまの絵は今回日本に来たのか、それが気になっていました。
2013.09.25 19:24 | URL | #- [edit]
スエスエ201 says..."Re: タイトルなし"
> minさん

こんばんは。コメントありがとうございます。
ルノワールのワンコですが、残念ながら……。
パネルでこっそり展示してありまして、実物を見たいなぁとつくづく思いました(笑)
2013.09.26 02:42 | URL | #- [edit]

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