足立区綾瀬美術館 annex

東京近郊の美術館・展覧会を紹介してます。 絵画作品にときどき文学や音楽、映画などもからめて。

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ラファエロ「聖家族と仔羊」(ラファエロ展より)

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レオナルド・ダ・ヴィンチ 1452〜1519
ミケランジェロ・ブオナローティ 1475〜1564
ラファエロ・サンティオ 1483〜1520

このようにルネッサンス3大巨匠のなかでもラファエロは年若で、
21歳でフィレンツェに向かったときには
既にレオナルドとミケランジェロが名声をほしいままにしていました。
ラファエロは彼らの作品を熱心に研究し、その技術を吸収していきます。
実際にアトリエにまで押しかけ、
レオナルドからは最初に作品を見せてもらえるほどの関係だったのだとか。
国立西洋美術館の「ラファエロ展」では、
こうしたレオナルドとの交流から生まれたであろう作品が展示されています。
タイトルは「聖家族と仔羊」。
実にラファエロらしい、慈愛に満ちた作品です。


ラファエロ「聖家族と仔羊」
 The Holy Family with the Lamb(1507)
 Raffaello Santi




描かれているのは聖母マリアと夫のヨセフ、
そして仔羊を抱きかかえようとする幼子イエスです。
イエスと仔羊を組み合わせた構図はレオナルドが研究していたもので、
ラファエロはレオナルドの素描を参考にしたのではないか、とのこと。
このくだりは以前ルーベンスの作品でも紹介しましたね。


画面左奥の道をよく見ると、かすかに人の姿が確認できます。
これはロバに乗った聖母子と、それを先導するヨセフ。
異時同図法で描かれたこの場面は、
ヘロデ大王による嬰児虐殺の難を逃れるため
エジプトへ逃避したというエピソードを連想させます。
とすれば前景の3人は旅の途上、休息のひとときなのでしょう。
やがて自らが犠牲の仔羊となることを知ってか知らぬか……。


ラファエロは巨匠たちの作品から貪欲に学び、腕を磨いていきます。
工房では50人以上の弟子を抱え、
ヴァチカン宮殿の装飾など数々の大仕事もこなし、
版画の流布によって彼の名は国外にも響き渡ります。
しかし、あまりの多忙のせいかラファエロはわずか37歳で世を去ります。
「女好きが一因」とのヴァザーリの説もありますが(笑)
展覧会では自画像も展示されていましたが、なるほど甘いマスクですね。

ラファエロ「自画像」
 ラファエロの自画像。人柄も良かったそうです。





最後におまけ。
最近お気に入りのアーティスト、Ólafur Arnalds(オーラヴル・アルナルズ)です。
アイスランド出身とのことで、
メロディもさることながら映像もまた美しくて。













今日も明日もがんばろう。
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