長沢蘆雪「四睡図」(かわいい江戸絵画より)

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猛獣のはずの虎が、
目を細めて老人に体を預けています。
まるで猫のように安心しきった表情。
長澤蘆雪「四睡図」、
これもまた愛らしい一枚です。


長沢蘆雪「四睡図」
 The Four Sleepers
 Nagasawa Rosetsu




「四睡図」に描かれている老人は
中国唐代の僧、豊干禅師。
虎の背に乗って民衆を驚かせていた人物だそうで、
彼の弟子が日本画でもおなじみの寒山と拾得なんですね。
この3人+1頭が、身を寄せ合ってすやすや眠っているわけです。
虎は甘えてほっぺたすりすりしてるようにも見えますし、
豊干禅師は重くてちょっと苦しそうな気も(笑)


長沢蘆雪は円山応挙の一番弟子で、
奇想の絵師としては時に師をしのぐほどに語られる人物です。
虎や子犬など応挙が多く描いたモチーフを蘆雪も踏襲しており、
応挙よりももっと緩く、表情豊かに描いているのが特徴です。
変な表現になりますが、虎も子犬も人間らしいんですね。


この「四睡図」も、府中市美術館の「かわいい江戸絵画」より。
4月9日からの後期展示では、同じ画題の応挙作品が登場します。
展示作品はすべて入れ替わるので、やっぱりもう一回ですね。



さて、話は変わりまして
前回ちらっと書いたとおり、
今日は名古屋に行ってまいりました。
お目当ては愛知県美術館の応挙展(2回も見ちゃった)。
それから名古屋ボストン美術館、
ヤマザキマザック美術館も行ってきました。
ちょっと感傷的になったりもしたけれど
おなかがはちきれるくらいグルメも満喫したし、
無計画・無鉄砲のわりにはきわめて密度の高い一日になりました。
応挙展の模様は、次回からご紹介したいと思います♪




おまけ。明日もがんばろう、愛する人に捧げよう。




今日も明日もがんばろう。
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(2011/03/28)
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